元旦とは、「一年の最初の朝」の意味であり、元旦祭は、新たなる年の初めを寿ぐ祭典です。当神社では、地元自治会(桜ヶ丘会)の皆様のご参列のもと、1月1日午前9時に祭典を執行いたします。
毎年、小正月に行なわれる火祭りの神事。正月にお迎えした歳神様を、注連縄や門松などのお飾りを燃やしてお見送りします。この火で書き初めを焼くと字が上達すると言われ、灰を持ち帰って家の周囲にまくと病を除くと伝えられています。
立春の前日(旧年の終りの日)に行う、邪気(鬼)を追い払うための「追儺(ついな)」の例祭。『延喜式』には、彩色した土で作成した牛と童子の人形を大内裏の各門に飾っていたと記されています。向う一年の災厄を祓い、病いを除く祈りをこめた護摩木を大祓詞奏上とともに焚き上げた後、福豆の授与や甘酒の振る舞いがございます。本来、立春の前日に行いますが、阿比太神社では2月3日を節分祭の祭礼日と定めております。
祈年祭の「年」とは稲を意味し、別称「としごいのまつり」とも呼ばれます。稲穂を蒔く春の初めにあたって、五穀の豊穣と人々の繁栄を祈願し、生命の糧を恵んでくださるよう祈願します。
春祭(春季例祭)は秋の例大祭と対をなす春の大祭です。稲作を基本とした我が国の農耕社会では、その年の豊かな実りを祈願する春の祭りと豊穣に感謝する秋の祭りが対をなしています。当神社では祭礼日が昔から23日と定まっており、春は4月の23日に春季例祭を氏子総代参列のもとで斎行いたします。尚、同日、当社末社の大杉稲荷社の稲荷祭も斎行するのが慣例となっています。
一年を二つに分けた昔の考え方では、六月晦日(みそか)は十二月晦日に対応して前の半年の最終日にあたっています。 六月晦日は、神に年の前半のあいだの無事を感謝し、収穫までの後半年の無事を祈るための物忌みの日、祓いの日と考えられました。十二月のほうを「年越し」と呼ぶのに対し、六月のほうを「夏越し」と呼んだのです。そして十二月晦日と六月晦日の年二回、「大祓い」の神事が行われてきました。祓いは、日本の神祭りの基本とも言える作法です。
夏越祓いの方法には、「茅の輪くぐり」というちょっと変わった方法があります。「茅の輪くぐり」というのは、神社の境内に竹で作った直径二メートルほどの輪にカヤを巻きつけたものが置かれ、参拝の人々がそれをくぐることによって身のけがれをはらいます。そうすることで、夏の恐ろしい伝染病や水の災難を防ぐことができると考えられたのです。
阿比太神社におきましても「茅の輪くぐり」を行っております。
例大祭は神社で毎年行われる祭典の中で最も盛大で大きなお祭りのことです。当神社では、秋の祭を「秋季例大祭」として、毎年地元の氏子の皆様のご協力の元、盛大に執行いたします。秋季例大祭の賑わい行事は18日〜24日の日曜日に実施することになっています。この賑わい行事では、地元氏子五か所の地域から太鼓、神輿の宮入がなされます。また地元の皆様のご協力の下で、露天を出店いただき、多くの参拝者で賑わいます。
五穀の新穀を天神地祇(てんしんちぎ)に勧め、その年の収穫を祝い・感謝する祭事。五穀の豊穣を祈願した春の祈年祭とは相対をなす秋の収穫祭にあたるもので、「新」は新穀を「嘗」はご馳走を意味します。
平成23年度より、阿比太神社の「秋の紅葉」のもと、神社の教化、宣伝と地域交流のために、新たに、境内に特設の舞台を設置し、伝統芸能や地域活動の発表を奉納する祭典「もみじ祭」を執り行なっております。
「大祓」とは知らず知らずのうちに犯したであろう罪や過ち、心身の穢を祓い清めるための除災神事。『延喜式』にも、記載のある古い行事で、新暦では各月の晦日に執り行なうのが習わしです。
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